この記事で分かる事
- Minecraftの『描画距離(統合版:表示距離)』の事が分かる。
- 描画距離を広くするメリットが分かる。
- 描画距離を広くする際のデメリットもわかる。
皆さんこんにちは!
当ブログ案内役のマインクラフト大好きアンナです⛏
描画距離設定はワールドの遊びやすさ、ワールドの”寿命”にも関わるかもしれない大切な設定なので ぜひしっかり把握して設定しておきましょう!
※この記事は主にJAVA版を基軸に執筆しています。出来る限り統合版含む両エディションで検証しておりますが仕様の違い、アップデートによる仕様変更で実際の挙動と異なる可能性が有る事ご了承ください。
描画距離とは…
皆さんはMinecraftを遊ぶ時に『描画距離』は気にしていますか?
読んで字のごとく”描画”をする”距離”ですが…今一度改めておさらいしましょう。
自分から何チャンク離れた場所までを描画するかを設定することができる。
MinecraftWiki : https://minecraft.fandom.com/ja/wiki/%E8%A8%AD%E5%AE%9A#%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A より引用
狭いほど各フレームの描画に掛かる時間が減少し、FPSが上昇する。
視界の端のようなものが描画されるのを避けるため、描画距離内の端は空と同じような色でまるで霧のようにぼかされるので、同設定はしばしば「霧」としても知られる。
最大値は64bitのJavaかつ1GB以上のメモリを備えた環境であれば32チャンク、それ以外では16チャンクである。
注: 直径 = 半径×2 + 1で計算される。
上記引用を嚙み砕くと…
プレイヤーから見てどの位 遠くまで見渡せるか。 見渡せる範囲が広い程PCの負荷が重い。
描画されてない境目には霧(フォグ)エフェクトが掛かり自然に見える。
パソコンの性能により設定できる最大値が変わる。
…という事ですね。
描画距離の見え方の違い
ここで少し具体的に見てみましょう。
描画距離をそれぞれ18,8,2チャンクに設定してみました。
描画距離18チャンク、個人的にはこのレベルでマイクラを楽しむのは十分だと思っています。
少し先に海が見えますね。
続いて描画距離8チャンク。18チャンクで見えていた海が見えなくなり霧がかかっている木が近くなりました。
ここまで極端に描画を狭める機会はあまり無いかもしれませんが周りの景色は殆ど楽しめません。
まるで登山や山道のドライブ中に濃霧に襲われた様な状況です。
デフォルトの描画距離は64bitのJAVAなら12チャンク、 32bitなら8チャンクになっているそうです!
霧(フォグ)の有無の違い
バニラ(MOD等を入れていない通常のマイクラ)の機能では無いのですが軽量化MODとして有名な『Optifine』等には霧(フォグ)を非表示にする機能があるので比較してみましょう。
これは視界の悪いネザーだと如実に違いが分かります。※どちらも描画距離18に設定しています。
まずは通常の霧の表示があるネザーの玄武岩デルタにて。
垂れ下がっている玄武岩の柱付近から霧がかかっているのが分かります。
霧の表示をオフにした状態だと霧の先までしっかりと地形を判別する事が出来ます。
中央左より付近にはピグリン達の砦も確認出来ます。
そのピグリン砦の先辺りに描画しきれていない箇所が見えます。
あそこまでが描画された、地形として生成された範囲となるわけですね。
描画距離の設定方法
JAVA版の場合 ESC>設定>ビデオ設定 から右上の描画距離の項目から設定できます。
統合版の場合、 ESC>設定>ビデオ から少し下方向にスクロールした『表示距離』が描画距離の設定にあたります。
描画距離を広くするメリット
描画距離を広くするとどんなメリットがあるのでしょうか?
それぞれ見ていきましょう!
広大な世界観を堪能できる
やはり広い範囲が見えていた方がより世界観に没頭出来たりとゲームを楽しめます。
遠くまで見渡せるワールドを進んでいると何とも言えないワクワク感が堪りませんね!
自分の好きなように組み立てる事が出来るマインクラフトのワールド、
それを一望出来た時の感動は”ひとしお”ではないでしょうか。
構造物が探しやすくなる
遠くまで見渡せるという事は画面に映る情報も増えるので村やネザー要塞等
マイクラお馴染みの構造物が探しやすくなります。
エンダードラゴンRTA等では より早く村、ネザー要塞を見つける必要があるので描画距離を広く設定しておいた方が良さそうですね。
描画距離を広くするデメリット
描画距離が広すぎるとどんな弊害が出てくるのでしょうか…?
パソコンの処理が重くなる
広い範囲が描画されるのでその分パソコンの処理が重くなります。
特にエリトラやクリエイティブモードで飛行していると中々処理が追い付かず、
思うように移動できない事も良く起こります。
ワールドデータが重くなる
マイクラは『シード値』と呼ばれるそのワールド固有の番号とその時のバージョンのアルゴリズムでワールドの地形が生成されます。
最初からワールドの地形全てが生成されている訳では無く、
プレイヤーがその地点に到達した時点でシード値とアルゴリズムに基づいて地形(チャンク)が生成されます。
描画距離が広いとその分生成される地形も多くなるので必然的にワールドのデータは重くなります。
画像は半年ほど遊んだワールドと新規のワールドのデータ量の違いの例ですが
長く遊んだワールドはギガを越えています。
アップデート後の新要素構造物が既存の地形に生成されない
上記内容の通り、描画距離が広いと生成される地形(チャンク)が増えます。
一度生成された地形は自然に上書きされる事は無いので
毎年行われるマイクラのアップデートの構造物等の新要素がその地形には生成されません。
ですので同じワールドで新要素の構造物を探す場合はまだ描画されていない地形まで行かなくてはいけません。
描画距離が広いとその分過去に生成される地形が広くなるので新要素を求めてより遠くに行く必要があります。
画像は極端な例ですが地図として表示されているのが描画され生成された地形、その外の黒い部分が未生成のチャンクです。この未生成のチャンクが後々のアプデで追加された新要素が来る(かもしれない)場所なんですね…
あまりいたずらに描画距離を広げワールドの隅々まで散策しすぎると
新要素が登場した際、新要素に触れる機会が少なくなりワールドをリセットするか、もしくは別のワールドを新しく作るか…と言う選択肢も出てくるかもしれません…。
JAVA版なら広げ過ぎたワールドをピンポイントでリセット出来る
JAVA版限定のツールにはなりますが『MCAセレクター』等の外部ツールを使う事で
無駄に読み込んでしまった地形をリセット出来ます。
リセットした地形には再びその場所に行くとその時点のバージョンのアルゴリズムに基づいて地形が生成されるので新要素が出てくる可能性が有ります。
このブログでもその方法をご紹介しているのでご参考にどうぞ!
Realmsでは描画距離の最大値が固定されている
マインクラフト公式のマルチサーバー『Realms』では描画距離の最大値がJAVA版統合版共に決められているようです。
JAVA版で試した所、描画距離2~11までは設定した瞬間、地形の再読み込みが行われ見える範囲に変化がありましたが12チャンク辺りが限界値の様でそれ以上を設定しても描画距離の変化は確認できませんでした。
描画距離と『地図』の記入範囲は無関係?
Minecraftの『地図(英:MAP)』はプレイヤーの周囲の地形がそのまま地図に反映され
地図を持った状態で移動すると移動に伴って地形が反映されますが
描画距離を広くすると地図に反映される地形も広がるのでしょうか?
結果は…
描画距離2チャンクで移動しても18チャンクで移動しても地図に記録される範囲は同じでした。
まとめ
- 描画距離を広くすると世界観をより楽しめたり構造物を探しやすくなる
- その分PCにかかる負荷が増える。
- 描画距離を広くしワールドを広げるとワールドデータが増える
- 生成された既存の地形に新要素は生成されないので遠くまで行く必要がある。
- Realmsでは描画距離の最大値は固定
- 地図の記録範囲と描画距離は無関係
ご自身の好みとパソコンの処理性能、ワールドの目的によって適切な描画距離を見つけてくださいね!
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