この記事で分かる事
- マイクラの『自動仕分け機』の ”仕組み” が分かる
- 仕組みが分かるので自動仕分け機が ”壊れる原因” が分かる
- 壊れる原因が分かるので ”簡単に直せる”
- 直せるほど理解できるので『アレンジ』が出来る!
備忘録も兼ねてあれこれ検証重ねて執筆していたらかなりのボリュームになってしまいました…(ヽ”ω`)
ただその分、故障の原因なども詳しくまとめたので「仕分け機」の疑問がスッキリする事請け合いです✨
マイクラの『自動仕分け機』とは…
皆さんこんにちは!
当ブログ案内役のマインクラフト大好きアンナです⛏
この画像↑の左右にある装置、どちらも一番上のチェストに仕分けたいアイテムを放り込むだけで
ホッパーがそれぞれアイテムを識別して所定のチェストに入れてくれる大変便利な『自動仕分け機』
…なのですが、
左右で微妙に作りが違います。
画像右→側の自動仕分け機は仕分けるアイテムのチェスト、ホッパーが
満杯になるとレッドストーン装置が誤作動を起こし…壊れます。
画像左←側のアイテム仕分け機は満杯になってもレッドストーン装置が壊れません。
順を追って各装置の仕組みと特徴とメリットデメリットを解説しますが昨今インターネットで仕分け機を検索すると…
- 『ホッパーには18個まで?41個??』
- 『仮ブロック?コンパレーターに向かって?』
- 『たまごとか16スタックの物はダメ?』
…と、情報が錯綜しています…(◎_◎;)
その辺りもしっかり検証して記事にまとめたので ぜひ一緒にスッキリしましょう!
私も最初はとっつきにくいなぁ;と不安でしたが
仕組みさえキチンと把握してしまえばとても簡単に作る事ができました!
何より後述するアレンジが出来たりと楽しい事ばかりなので 是非一緒に一つ一つ見て行きましょう! カンタンです!
因みにこの記事で扱う基本的な仕分け機自体はJAVA版も統合版も同じように動作します
Minecraft の『自動仕分け機』の基本構造
自動仕分け機の基本
まずは「壊れる壊れない」はさて置き、マイクラにおける『アイテム自動仕分け機』の基本構造を確認しましょう↓
制作者によって多少の違いがありますが概ね上記画像の様になります。
上のチェストに放り込んだアイテムが下の画像の様に流れるイメージですね↓
①仕分けたいアイテムが一番上全体の流れホッパーに吸い出され赤い矢印の方向に進んで行き、
②該当アイテムが来たらその下の「仕分け用ホッパー」が感知して該当アイテムを受け取る。
③「仕分け用ホッパー」が受け取ったアイテムは更に下のホッパーに運ばれチェストに格納、
④仕分けに該当しないアイテムは全体の流れの終点のチェストへ(ごみ箱等)
横から見た画像でもわかる通り、ホッパーの向きが全体の流れ、仕分け用、チェスト格納用と
それぞれ別の方向を向いています。
ここがアイテム仕分け機を作る上でまず最初の紛らわしいポイントです。
③のチェスト格納用ホッパーの向きはチェストに物を入れるためなので分かります。
①のアイテム全体の流れも文字通りアイテムを各位置に送る役目なので分かります。
…問題は②の仕分け用ホッパーの向き、ですね。
次でホッパーの向き『搬出先』についてサクッと把握しましょう。
ホッパーの向き「搬出先」の基本
ここでは仕分け用ホッパーがなぜ別の方向を向く必要があるのか説明します。
少し長いので 既に理解している方、そう言う物だと割り切ってる方 は読み飛ばしても大丈夫です。
こちらの『仕分け用』のホッパー、 解説動画やブログによって
「仮ブロックを設置してそのブロックに向かって…」やら「コンパレーターに向かって」やら
色々言われてて少々混乱しそうですが…
結論から言いますと『下』もしくは『隣のホッパー』に向いていなければどちらでも、
つまり仮ブロックに向かって設置してもコンパレーターに向かって設置してもOKです!
個人的には工数の減る「コンパレーターに向かって設置」をオススメしますが若干設置しずらいのが難点です
では本題、どうして仕分け用ホッパーは仮ブロック、もしくはコンパレーターに向かって設置する必要があるのでしょうか…?
これにはホッパーがそもそも持っている特性↓
- アイテムを『搬入』する機能と『搬出』する機能の2つを併せ持っている事、
- 下にホッパーがある場合、そのホッパーの『搬入』する機能によりアイテムの下方向への移動が優先して行われる。
- ホッパーがレッドストーン信号を受けている状態ではその2つの機能を停止する特性がある事
に由来します。
画像では「同時に」とホッパー君は言っていますが厳密に言うと「搬出」を最初に試みる様です…
ややこしくなるので割愛しますがWikiによるフローチャートを見ると…
ホッパーの最初に来る挙動に中身がある場合の搬出を試みるのが分かります。
※ここは本当に飛ばして大丈夫です
「仕分け用ホッパー」を横向きに設置する理由
では仕分け用ホッパーを横向きに設置する理由を具体的に見て行きましょう。
下の画像は仕分け用ホッパーが横向きの場合と下向きの場合の挙動の違いを見る為の簡易的な装置です。
両装置、それぞれ一番上のチェストにアイテムを入れます↓
どちらも一番下のチェストまでアイテムが流れます。
これはホッパーの下にホッパーがある場合、下のホッパーの『搬入』する機能が働くために起こる
下方向の移動が優先されるためです。
ホッパーは上のホッパーにアイテムが入っていたら、
たとえ横を向いていようがお構いなしにアイテムを回収するんですね。
レッドストーン信号をホッパーに送った場合
ではここで一番下のホッパーにレッドストーン信号を送ってみましょう↓
先述した「レッドストーン信号を受けている状態ではその機能を停止する特性がある」ため、
一番下のホッパーは『搬入』も『搬出』も行えません。
この状態でもう一度、左右それぞれ一番上のチェストにアイテムを入れた場合はどうなるでしょうか?
横向きのホッパーの場合はSTOPの位置、横向きのホッパーの中にアイテムが溜まります。
しかし画像右側の下向きのホッパーの場合、
一番下が機能停止しているにも拘わらず何故か一番下までアイテムが流れています。
それぞれのホッパーに何が起きているのでしょう…?↓
画像右側の下向きホッパーの場合、一番下のホッパーが機能停止しているにも拘わらず一番下までアイテムが流れてしまっているのは
機能停止しているホッパーの上のホッパーが『搬出』する機能を稼働させているために起こる現象です。
この下向きに『搬出』する機能が自動仕分け機の仕分け用ホッパーで起きると
都合が悪いのですね・・・
ですので、向きを変える事で仕分け用ホッパーの『搬出』する機能を停止させ、
その代わり、下にアイテムを送る際はその下のホッパーの『搬入』する機能を使うわけ ですね!
仕分け用ホッパーがなぜ何もない方向を向かせる必要があるのか…は 解決しました!
次は自動仕分け機の「要」、コンパレーターが出力する信号について説明します。
ここが把握出来ればアイテム仕分けはマスターしたも同然!
ホッパーの容量によってコンパレーターが「出力」するレッドストーン信号
ここは自動仕分け機において「超」重要な内容です!
ここの内容さえ把握してしまえば なぜ仕分け装置が壊れるのか?必要アイテム数が18なのか41なのか?たまごや雪玉やエンダーパールがダメなのかOKなのか? が 理解できて超スッキリします!
ホッパーに「コンパレーター」を接続してレッドストーン信号を出力する。
アイテム自動仕分け機に『コンパレータ―』は必需品です。
自動仕分け機のどこに設置されているかと言うと…
仕分け用ホッパーの後ろに設置するあの機械です。
このコンパレーターが仕分け用ホッパーの「中身」に合わせてレッドストーン信号を出力することで
仕分けの仕組みが動くのですね!
もう一つ似たような機械「レッドストーンリピーター(反復装置)」も自動仕分け機の回路にありますが、どちらも置くだけで右クリックで操作はする必要は無いです。
コンパレーターが出力するレッドストーン信号の強弱
上の画像ではコンパレーターが後ろの「コンテナ」の容量で信号を~、と言っていますが
「コンテナ」とはインベントリ情報(アイテムを収容する情報)を持つブロックの事なのでホッパーも該当しますね。
他にも「かまど」や「醸造台」も含まれますがここでは触れません。
画像の通り、ホッパーとコンパレーターが信号を出してレッドストーンランプを点灯させていますが5列それぞれ点灯している数が違います。
手っ取り早い話が
ホッパーの中に入っているアイテムの 数が多いほど 点灯するレッドストーンランプが増えるます…
…が、上の画像を見てみると…
上から2番目のホッパーが「石41個+黄色の染料1×4個」合計45個の沢山のアイテムが入っているのに
一番下のホッパー「ダイヤの装備各種1×5個」合計5個の方が明らかに点灯しているランプが多いです。
…ぶっちぎりに光ってます。
つまり、中に入っているアイテム『数』ともう一つ、
アイテムの『種類』によっても信号のレベルが変わります。
レッドストーン信号の出力レベルの違う3種類のアイテム
その種類は…たった3種類です。
石や土、建築ブロック等64個までスタック(まとまる)出来る物が『弱』
卵や雪玉、エンダーパール等16個までスタック出来る物が『中』
装備やポーション等複数個にまとまらない物『強』
分かりやすくする為、この記事では弱、中、強と表記します。
64÷16=4 なので たまご1個は石4個分のパワーがありそうです!
石は置くだけ、卵は投げたり🐔が生れたり…、装備は強さや耐久があったり…
そのアイテムが保持できる情報量によって信号レベルが違うのかな?
仕分け用ホッパーに入れる中身の基本
では「仕分け用ホッパー」の中身について見て行きましょう。
ここに入れるアイテムの『数』と『種類(弱、中、強)』で接続されてるコンパレーターの出力を調整します。※基本的に(弱)しか使いません。
壊れるタイプも壊れないタイプもアイテムの必要数が違うだけで原理は同じです。
上の画像は壊れるタイプの仕分け機の仕分け用ホッパーの中身です。
仕分けたいアイテム(画像では石)をホッパーの1番左にと
関係ないアイテム1個×4(画像は”ねりからし”と名前を付けた黄色の染料)をそれぞれ置きます。
なぜ”ねりからし”・・・
関係ないアイテムは64個スタックできる物であれば何でも良いのですが
関係ないアイテムと同じアイテムが流れて来てしまうと数量のバランスが崩れてしまって
例え壊れないタイプの仕分け機でも壊れてしまいます。
ですのでここ(右4枠)は金床で適当な名前を付けた64個スタックできる物にした方が確実です。
後述しますが64個スタックできる『弱』以外のアイテムをここにセットすると壊れない仕分け機でも壊れます。
名前を付けると同じアイテムでも「別アイテム」と認識されて
スタックできなくなるんですね!
因みに関係ないアイテムは「麦の種」や「棒」など、大量に作れたり、余る事が多い物から
『青くなったジャガイモ』など、本当に使い道の無い物が使われる事が多いようです…。
仕分け用ホッパーの中身とレッドストーン信号の出力の変化
では実際にホッパーの中身によって変化するレッドストーン信号を見て行きましょう。
下の画像は壊れるタイプの仕分け機の仕分け用のホッパーと仮定します。
ホッパーの中には石18個、名前を付けた関係ないアイテムを各1つずつ残りの枠に入れているので
ホッパーの中には18+4で『弱』のアイテム22個分のレッドストーン信号があります。
『弱』のアイテム22個分ではランプは2つ点灯していますね?💡💡
そこへアイテム仕分けで流れて来た石を仕分け用ホッパーが検知し、1個『搬入』したとします↓
『弱』のアイテム23個になったので信号が増えランプが3つ点灯しました💡💡💡
ランプが3つ点灯したという事は、レッドストーン信号レベルが1上がったので
仕分け機の回路が作動し、仕分け用のホッパーの中に入った『増えた分の石』をその下の
チェスト格納用のホッパーが『搬入』し回収します。
そして再び仕分け用のホッパーの中は『弱』のアイテム22個になり信号レベルも元に戻ります。
このアイテムの増減でレッドストーン信号を調整し、回路を動作させるのが仕分け機の仕組みです。
アイテムが23個以上入ったら…
『仕分け用のホッパー』の中身が増えたらほぼ同時に回路が作動し、再び元の数に戻るのが自動仕分け機とご説明しました。
ではもし…何らかの理由でアイテムが23個以上増えた場合、どうなるのか見てみましょう↓
何らかの理由で石がどんどん貯まって41個(中身の合計は弱45個)になりました。
レッドストーンランプは3つ点灯したままです💡💡💡
さらに増えて42個(中身の合計は弱46個)になりました↓
レッドストーン信号のレベルが1つ上がりランプが更に点灯し計4つ点灯しています💡💡💡💡
アイテムの数によってレッドストーン信号が増幅されているのが分かりますね♪
・・・しかし、
コレこそが壊れるタイプの仕分け機が壊れる原因でもあり、
壊れない仕分け機の仕組みでもあります。
その解説は後程…
因みにもっと増えた場合…
石の数が最大の64個でホッパーの容量が『弱』のアイテム68個になりましたが
レッドストーン信号レベルはランプ4つ分のままです↓
更に別パターンとして…
『名前を付けた関係ないアイテム』を64個スタックできる物(弱)から
16個スタックできる物(中)にした場合、画像では「雪玉」にしてみます↓
更にレッドストーン信号が増えてランプが5つ点灯しました💡💡💡💡💡
ホッパーの容量によってコンパレーターが出力するレッドストーン信号の関係、いかがでしょうか? 次は仕分け機が「壊れる」について解説します。
仕分け機が「壊れる」とは…?
では具体的にアイテム仕分け機が「壊れる」とはどういった事なのでしょうか…?
マインクラフト内で装置内部に水が入ってレッドストーン装置が剝がれてしまったとか、
落雷が落ちて仕分け機が破壊されたとか… もちろんそう言う物も故障ではありますが。
仕分け機の故障とは…、仕分けたいアイテムがチェストやホッパー内で満杯になり
コンパレーターが必要以上に出力し、隣の回路に悪影響を与える『オーバーフロー』の事を指します。
仕分け機の装置の流れ
ここで改めてアイテム仕分け機の全体の流れを見てみます↓
②仕分け用のホッパーは仕分けたいアイテムの『石』が18個と関係ないアイテム各1×4の計22個が入っています。 先述した通り、横を向いているので下のホッパーにアイテムを『搬出』出来ません。
③チェスト格納用ホッパーは上の仕分け用ホッパーにアイテムがあるのでそれらを回収し『搬入』したいですが
下からレッドストーントーチによって信号を受けている為「搬入」「搬出」のどちらも機能停止しています。
そこへ…①アイテム全体の流れホッパーから仕分け用ホッパーの上に『石』が流れて来て
仕分け用ホッパーが感知しその石を『搬入』しました↓
- まず仕分け用ホッパーの中身がアイテム数23個になるのでコンパレーターの出力が1つ増えます。
- 出力が増えたので回路の先のリピーターが起動します。
- 起動したリピーターからレッドストーントーチに向かって信号が出力され、トーチはOFFになります(NOT回路)
- トーチがOFFになるのでチェスト格納用ホッパーが機能復活し上の仕分け用ホッパーの中身を搬入&搬出します。
- チェスト格納用ホッパーの『搬入』によりアイテム数が減った仕分け用ホッパーは再びアイテム数22個になり出力も元に戻ります。
以上がアイテム自動仕分け機の基本的な流れです。
実際に装置を壊してみる
では実際に壊れるタイプの仕分け機をアイテムを溢れさせて壊してみましょう↓
大量の石が仕分けされ格納チェストも格納用ホッパーも全て石で満たされてしまいました。
しかし仕分け用ホッパーにはまだまだ石が入ってきます…↓
格納用ホッパーは満杯なので仕分け用ホッパーにどんどん石が溜まっていきます。
石が42個を超えた瞬間、隣の回路にも影響が!? 見てみるとトーチがOFFになっています。
トーチがOFF…つまり隣の仕分け用ホッパーはアイテムが入ってこないにも拘らず、
機能復活した隣の格納用ホッパーにアイテムをどんどん回収される事になります↓
この例では石の隣は「土」を回収するはずだったのですが、トーチが何故かOFFになっていたために
復活した格納チェストにより全て回収されています。 …これではこの仕分け用ホッパーは何でも搬入してしまう状態です。
つまり仕分け機が壊れてしまいました…。
石が42個になった瞬間…一体何が!?
もしかしてコンパレーターの出力の増減が原因?
仕分け機が「壊れた」原因
先ほど”アイテムが23個以上入ったら…”の記事で触れた
『何らかの理由でアイテムが23個以上増えた場合』を例に見てみましょう↓
仕分けたいアイテムが「41個」から「42個」になった瞬間、
コンパレーターの出力が上がりレッドストーンランプの点灯が3つから4つになりましたね?
その項でも触れましたがまさしくこれが壊れるタイプの仕分け機が壊れる原因です。
レッドストーンランプが1列だと分かりにくいので敷き詰めた例で見てみましょう↓
上記画像のホッパーの中は全て弱のアイテム18と関係ないアイテム1×4と同じです。
実際の仕分け機と同じ状況ですね。
ここに真ん中のホッパーにだけ石を1つ追加してみます↓
真ん中の仕分け用ホッパーの中身がアイテム数23個になったので出力が増え、
その先のランプが1つ多く点灯しました。 真ん中だけ仕分け機の装置が動く状況ですね。
では真ん中のホッパーの石の数を『42個』にしてみましょう↓
真ん中のホッパーに接続されているコンパレーターの先のレッドストーンランプが信号が増えて更に点灯しました。
…が、よく見るとその両隣もランプが1つ余分に点灯しています。両隣のホッパーは石18個のままなのに!?
これはレッドストーンが信号を伝える範囲に原因があります↓
レッドストーン信号は平面の場合、直線方向だけではなく「ひし形◇」状に広がる性質があります。
この性質の影響で仕分け機の隣の回路にも影響が出たんですね!
実際にランプの先端にリピーター(反復装置)を置いて仕分け機と同じ状況を再現しました。やはり42個を超えると両隣のリピーターも信号が届き起動するようです↓
壊れてしまった仕分け機の回路側、一番右側の仕分け機用ホッパーの石が42個以上で強い信号を出し隣の回路も作動させ隣の仕分け用ホッパーの中身が空になりコンパレーターが消灯しているのが分かります↓
仕分け用ホッパーの中のアイテムが42個を超えると信号が強すぎて両隣の回路も作動させてしまい、結果両隣は仕分け用ホッパーの中身が空になり壊れてしまう…。
これが壊れるタイプの仕分け機の壊れる原因だったんですね💦
壊れない仕分け機の仕組み
壊れる仕分け機の壊れる仕組みは解明しました。
では「壊れない」仕分け機とはどういう仕組みなのでしょうか!? ↓
再び”アイテムが23個以上入ったら…”の項でも触れた内容ですが仕分け用ホッパーの中身のアイテム数が46個だった場合とMAXの68個(64+4)の場合でも出力は同じです↓
これを利用したのが『壊れない仕分け機』の仕組みです↓
レッドストーン回路の長さ、仕分け用ホッパーのアイテム数が46~MAXの68個の出力を基準にした回路だったんですね!
つまり壊れない仕分け機の仕分け用ホッパーの中身は仕分けたいアイテムだけで見ると
41個と42個の間を行き来する事になります↓
そして万が一、仕分けたいアイテムが満杯になりオーバーフローしてしまっても隣の回路、リピーターまでは影響が無い事が分かります↓
少しの違いですがこの仕組みを理解し、壊れないタイプを編み出した先人の方たちに尊敬の意を表します✨
壊れない仕分け機が「壊れる」場合を考える
では壊れない仕分け機…本当に壊れないのでしょうか?
もし、・・・万が一、壊れるとすれば↓
この「アイテム数68個」のパワーバランスが崩れる時です。
繰り返しになりますが壊れないタイプの仕分け機のホッパーのアイテム数上限「64,1,1,1,1」は
本当に素晴らしいパワーバランスで、これ以上仕分けたいアイテムが入る事は出来ないし、
名付けた関係ないアイテムが入ってこない限り壊れません。↓
上の画像は敢えてほぼ入る事のない名付けた関係ないアイテムを1つだけ入れて
アイテム数「64、2,1,1,1」した状態です。 ・・・両隣のリピーターが点灯してしまいましたね、
たった1つ増えただけで信号が増幅してしまうアイテム数上限「64,1,1,1,1」はギリギリの数値だという事が分かります。
ですので仕分け用ホッパーの名付けた関係ないアイテムは64個スタック出来る物しか使ってはダメです↓
1つでも『弱』以上の信号レベルのアイテムが名付けた関係ないアイテムにあるだけで壊れない仕分け機でも壊れます↓
壊れない仕分け機を作るなら仕分け用ホッパーの中は素直に64個スタックできる『弱』のアイテムにするのが無難ですね。
16個しかスタックできない『中』のアイテムは仕分ける事自体は可能。
誤解を招かない為に書き加えると…
たまご、エンダーパール、雪玉のような16個しかスタックできない『中』の信号レベルを持つアイテムは仕分け用ホッパーの中関係ないアイテムに使えないだけで仕分けること自体は可能です
壊れない仕分け機であれば16個満杯になっても「中×16」=「弱×64」は同じ信号レベルなのでオーバーフローの心配なく仕分けられます。
壊れるタイプの仕分け機の場合は64個スタックできる「弱」の上限が41個なのに対し「中」の上限が10個なのでよりオーバーフローしやすい点には注意です。
壊れる仕分け機と壊れない仕分け機の違いとメリットデメリット
ここまで詳細にアイテム自動仕分け機の仕組みを見てきました!
それぞれのメリットデメリットを簡単にまとめてみましょう。
壊れる仕分け機のメリット
- 仕分け用ホッパーの必要アイテム数が少なく済む。(18個)
- 壊れないタイプよりも省スペース
壊れる仕分け機のデメリット
- アイテムが溢れると壊れてしまう(オーバーフロー)
壊れない仕分け機のメリット
- アイテムが溢れても壊れない。
壊れない仕分け機のデメリット
- 仕分け用ホッパーの必要アイテム数が多い(41個)
- 壊れるタイプよりも回路スペースが余分に必要
仕分け用ホッパーのアイテム数は両者とも厳密に言えば1個入っていれば仕分け自体は行われます。
しかし仕分け用ホッパーから排出され始める最低数が壊れないタイプは41個と多めです、
ダイヤやネザライトインゴット等貴重で少量のアイテムは余程の事が無いと溢れる事は無いと思いますので壊れるタイプでも運用は可能でしょう。
間違っても名付けた関係ないアイテムの数を増やして排出され始める仕分けアイテムの最低数を調整するような事は壊れないタイプの仕分け機の意味が無くなるのでやめましょう
やってしまいがちな仕分け機が壊れる原因
作った仕分け機が上手く動作しない、もしくは壊れたという場合を想定していくつか原因をまとめてみました。
アイテムが満杯(壊れるタイプ)
壊れるタイプの仕分け機はアイテムが溢れると前述の通り、当然壊れます。
もしこの壊れ方をした場合は溢れたアイテムを移動し、両隣の仕分け用ホッパーのアイテムを元の配置に戻せば大丈夫です。
組み立て時にアイテムを仕分け用ホッパーに64個入れる(壊れるタイプ)
壊れないタイプは仕分け用ホッパーのセッティング時に64個入れても問題無いのですが、それを混合して壊れるタイプの最初のセッティングで64個入れてしまうとやはり両隣の仕分け用ホッパーの中身が流れてしまいます。
仕分け用ホッパーに「中」のアイテムが入っている
仕分け用ホッパーの名付けた関係ないアイテムに『中』レベルの信号を出すアイテムが1つでも入っていると壊れないタイプでも壊れるので注意しましょう。
関係ないアイテムは『弱』で必ず各1つずつになります。
仕分け用ホッパーの中身の順番が違う
ホッパーは左側のインベントリから搬入・搬出する特性があります。
仕分け用ホッパーのアイテムの順番は必ず一番左に仕分けたいアイテムを置くようにしましょう。
仕分け用ホッパーの向きが違う
仕分け用ホッパーが下を向いていると下のホッパーが機能停止していても「搬出」機能によりアイテムを送ってしまいます。仕分け用ホッパーは仮ブロック、もしくはコンパレーターの方を向かせて「搬出」機能を停止させましょう。
レッドストーントーチの置き方が間違えてる
裏の回路を組むときにレッドストーントーチの置き方が違うと上手く動作しません。
トーチは下のブロックではなくリピーター側のブロックに設置します。
回路を組む前に仕分け用ホッパーにアイテムを入れる
うっかりやってしまいがちなのが回路を組む前に仕分け用ホッパーにアイテムを入れてしまう事です。
回路を組まないといくら仕分け用ホッパーにアイテムを入れても流れてしまうので仕分け用ホッパーのセッティングは回路の後に行いましょう。
壊れない仕分け機の作り方
アイテム仕分け機の事が一通り把握出来た所で改めて最初から自動仕分け機の作り方を見て行きましょう。
今回は「壊れないタイプ」の仕分け機を例に作っていきます。
サバイバルモードで作る際はチェストの材料の「原木」とホッパーの材料「鉄」がとにかく沢山必要なのである程度事前に確保しておきましょう。
①まずはアイテムを格納するためのチェストを画像の様に並べます↓
今回は高さ3つ分の仕分け機を作りますが最低高さ1つ分でも勿論作れます。
②設置したチェストに向かってホッパーを設置する。
「設置」「使用する」が同じ右クリックなので右クリックで開いてしまうチェストなどには
『shift』を押しながら設置する。
クリエイティブで浮きながらやる場合は『shift + space』で空中に留まりながら同じ操作ができる。
③一番上のホッパーの後ろにブロックを設置する。 このブロックは信号を伝える『不透過』ブロックにしてください。※ガラス、階段などは透過ブロックになるのでNG
ここも最初に設置するブロックはshift押しながらホッパーの後ろを右クリックします、その後のブロックはブロックに向かって設置するだけ。
ブロックが置けたらその上にホッパー側が後ろになる様に『コンパレーター』を設置します。
④更に画像の様にブロックを設置し、リピーターをブロックに向かって設置します。
このリピーターがコンパレーターが出す信号を受け取ってレッドストーントーチのオンオフを切り替えます。
リピーターが設置し終えたらリピーターの後ろにブロックを設置し
設置したブロックの上 全面にレッドストーンダストを設置します。
⑤リピーターとホッパーの間のブロックの側面にレッドストーントーチを設置します。
ここにトーチを設置する事により信号状態は下の画像の様になります↓
トーチから信号を受けているのでホッパーは現在機能停止している状態です。
トーチの斜め上のホッパーを機能停止されるのが目的ですがトーチの真横のホッパーも影響を受けています。しかしトーチがOFFになるとどちらも機能復活するので問題ありません。
⑥コンパレーターめがけてshift押しながらホッパーを設置します↓
このホッパーが仕分け用ホッパーになります。
⑦仕分け対象外のアイテムが行きつくチェストを設置してホッパーを繋ぎます。
このチェストは無くても稼働しますが仕分け対象外のアイテムがホッパーに溢れる事になるので設置するのが無難です。
そのチェストと仕分け用のホッパーの上に全体の流れのホッパーを、前のホッパーに向かってホッパーを設置するように繋げて設置します。
ホッパーが設置し終わったら「仕分け用のホッパー」からホッパー1つ余分に設置しその上にチェストを設置します。
⑧仕分け用のホッパーに画像の様に仕分けたいアイテムと名付けた関係ないアイテムをそれぞれセットします。
先述の通り、壊れないタイプなら仕分けたいアイテムはいくつでも置いて大丈夫ですが壊れるタイプでこの段階で64個入れると両隣の回路が壊れるので注意。
仕分けたいアイテムは最低1つでも問題なく機能しますが壊れないタイプだと41個、壊れるタイプでも18個仕分けたいアイテムが溜まらないとチェストに搬出されないので注意。
⑨仕上げにお好みでそれぞれのチェストに額縁を付けて対応したアイテムをセットするとどこに何が入っているか分かり易くなります。
私は建築ブロック類はその対象の下に同じブロックを設置し、ドロップアイテム等は額に入れるようにしています。※額縁の節約と処理軽減の為。
途中で仕分け機の向きを変える場合
因みに途中で仕分け機の向きを変える場合は一番上のホッパー(全体の流れ)の向きを変えるだけでOKですが格納チェスト・装置部分との干渉を考慮して方向転換してください。
アレンジしてアイテムの「流れ」が分かるようにする
ここは完全に私の趣味ですが「全体の流れホッパー」の手前にコンパレーターを置くだけで今アイテムがどこを流れているのかがコンパレーターの「光」で分かるようになります。
見た目も楽しいですし、万が一故障した場合、アイテムがどこまで流れているかが一目で分かります!素材に余裕があるなら…いかがでしょうか?
やり方
特段難しい事はありません。
全体の流れホッパーの手前にコンパレーターが来るように設置するだけなので
仕分け用のホッパーの手前側上半分に適当なハーフブロックを設置し、その上にコンパレーターを置くだけです。※ハーフブロック(透過ブロック系)でないと下のチェストが開きません。
この方法、横移動のホッパーの信号は問題なく拾えるのですが
縦方向の移動の信号は移動が速すぎて信号を拾えないみたいです…。
また、コンパレーターの先にレッドストーンランプを設置すると更に分かり易くなりますが、
コンパレーターの光で事足りますし、少々くどくなりすぎるので今回は設置しませんでした。
最後に
今回の仕分け機の内容を記事にするにあたって壊れない仕分け機の存在を教えてくれたsumisoさん、
sumisoさんからの”きっかけ”が無かったらここまで自動仕分け機に興味を持ってブログを書き上げる事が無かったです🙇♀️
そしてRealmサーバーで思い立った時に仕分け機が作れるよう沢山素材(特に鉄)を集めて頂いたレセカさんや他の皆さん、本当にありがとうございました!
この場をお借りして御礼申し上げます。
私のRealmサーバー『アンナサバー』も皆さんのお陰でアイテム自動仕分け機を作る事が出来ました!
サーバーの皆さん!仕分け機で共有倉庫のアイテム整理が格段に楽になりました!
どんどん共有資源提供してください♪ どんどん活用してください!
最後のセリフさえなければ…
コメント
ホッパーの仕様やトーチの影響範囲が画像で詳しく説明されており大変参考になりました
コメントありがとうございます!そう仰って頂けると頑張って検証&執筆した甲斐があります✨
詳しく解説してくださってありがとうございます
とても勉強になりました
そう言って頂けると記事を作成した甲斐があります!コメントありがとうございます!
詳細な解説ありがとうございます。記事を参考に作成させていただきました.
質問があります。
最下段のチェストがいっぱいになったときにそこに接続されたホッパーがフルになってから2段目のチェストに格納されるようになります。これは正常動作でしょうか。
64×5のブロックがそこにとられてしまうので数の多くないブロックはロスが生まれてしまっている状況です。
コメントとご質問ありがとうございます!
”そこに接続されたホッパーがフルになってから2段目のチェストに格納されるようになります。これは正常動作でしょうか。”
→はい、この動作は正常動作です!
格納チェストとそこに接続されているホッパーがいっぱいになると、その上のチェストに貯まりはじめます。
確かにホッパーに貯まっている分はロスに感じますが そのチェストからアイテムを取り出すとその瞬間からホッパーから随時「搬出」がはじまるのでホッパーの中身を取り出すのは難しいことではないので問題なく運用できると思います!
返信ありがとうございます。
なるほどです。おっしゃる通りホッパーから「搬出」という名の補充が行われました!
最下段チェストが埋まるほどの量があるアイテムはホッパー分の容量は気になりませんね。
ありがとうございました。
これは後ろ側を伸ばせば、スタックできないものでも可能なんですか?
スタックできないアイテムは現状のマイクラでは仕分け機ではどうやっても仕分けできないようです