概要説明
【このブログ記事の内容で分かる事】
JAVA版Minecraft1.19.3で追加されたコマンド「fillbiome」を使ってバイオームを変更する。
皆さんこんにちは!
当ブログ案内役のマインクラフト大好きアンナです⛏
今回はある意味待望のコマンド?バイオームを変更する「fillbiome」コマンドを調べてみました!
今までありそうで無かったバイオームを書き換えるコマンド、
JAVA版Minecraft1.19.3(ウォーデンが実装されて次の桜バイオームが騒がれている時期)に
追加されたコマンド「fillbiome」
個人的に検証でバイオームを変更したくなったので色々調べてみたので備忘録を兼ねてブログにまとめました。
「fillbiome」の使い方
「fillbiome」コマンドの使い方は特段難しい事は無く、
クリエイティブモード、もしくはチートありのサバイバルで「T」でチャットを開き「/」でコマンド入力モードにして「f」を押せば一覧で表示されますね。
指定した範囲を指定したブロックで埋め尽くす「fill」コマンドを使ったことがある方ならお馴染みかもしれませんが
/fillbiome x y z(fromどこから) x y z (toどこまで) <biome>
「fillbiome」の後にバイオームを変更したい範囲の端から端までの座標を入力して
最後に希望するバイオームを入力(リストから選択)すればOKですね。
試しにワールド全てが砂岩に覆われた砂漠バイオームだけのフラットクリエイティブワールドに生成されたここのピラミッドの周りを「雪の平原」バイオームに変更してみましょう
/fillbiome -2009 55 1396 -2032 63 1376 minecraft:snowy_plains (画像で実際に使用したコマンド例)
これでピラミッド(砂漠の寺院)の範囲だけ砂漠から雪の平原バイオームに変わりました。
…と、変わったと言っても見た目上殆どと言うか何も変化が無かったので
コマンドで天気を「雨」に変更してみます。
もちろん、砂漠に見えても内部情報的には既にピラミッドは「雪の平原」なので
雨は雪に変わりますね。そもそも砂漠には雨すら降りませんが…
ここだけ雪の降る神秘的な?ピラミッドに生まれ変わりました。
デバッグ画面でもしっかりと「desert」から「snowy_plains」に変わっています。
「fillbiome」の仕様
実際に個人的な検証でfillbiomeを使ってみていくつか気になった点があるので
共有しますね!
正確な範囲は変更できない
ブロックを満たすコマンド「fill」では指定した範囲にキッチリとブロックを敷き詰めます。
しかし「fillbiome」の場合、キッチリと立方体…とはならず、
凸凹と言うか境界線が入り組んだ形になります。
これはマイクラの仕様上、実際ゲームでのバイオームの境界はリアルさを出す為、
指定した範囲からさらに補正されているため、指定した領域と実際に変更される領域は正確には一致しない為だそうです。
真っすぐな境界線が出来なかった雪の積もり具合↓
指定した範囲の「平面」のみ
上記見出しは少し語弊がありますが「fillbiome」で変更できるバイオームは
本当にその範囲だけなのです。
つまりその範囲よりy軸が上に行っても下に行っても変更前のバイオームのまま、という事です。
ピラミッドの例ではピラミッドの地下も上空も元のバイオーム「desert」のままです。
あくまで個人的な予想ですが今まではx,zの横方向のみバイオームの変化がありましたが
古代都市の「ディープダーク」の登場によりy方向のバイオームの変化の概念が登場した事による仕様変更の余波?だと思います。
ですので上から下まで広範囲のバイオーム変更する場合、
しっかりと高度まで設定する必要があります…が、
fillコマンドでもお馴染み(ブロックが多すぎます)が出てきます。
その場合は↓
「commandModificationBlockLimit」でブロック上限を解除する
広範囲をfillbiomeで変更しようとするとシステムから「ブロックが多すぎます」と怒られるので
ゲームルール「commandModificationBlockLimit」という記述を使って
変更ブロックの上限解除をしましょう。
/gamerule commandModificationBlockLimit 500000000
デフォルト値「32,768」から「500,000,000」にしてみました。
これなら広範囲を一気に変更する事ができますね!
「私のfill上限は『580,000』です。」
…と、某宇宙の帝王ばりの数字を誇示する事もできますね?
因みに「commandModificationBlockLimit」の上限は「2147483647」でした。
プログラミング言語のJavaで整数を扱う基本のint型の上限?でしょうか。
replace を追加できる
fillbiomeの構文の最後に「replace」を追加する事で
特定のバイオームのみ、希望するバイオームに変更する事が出来ます。
参考画像は用意が難しかったので無いのですが
複数のバイオームが複雑に入り組んだ場所等で特定のバイオームだけ変更したい場合等に使用できます。
例えば、平原(Plains)と川(River)が複雑に入り組んでいる地形で
川(River)のみを凍った川 (Frozen River)にしたい時などに使用します。
例:/fillbiome -2322 100 1352 -2333 96 1415 minecraft:frozen_river replace minecraft:river
実際に何が変わるか
では最後にバイオームを変化させると何が変わるのか調べた範囲でご紹介します。
天候の影響が変わる
これは先ほどのピラミッドでもお見せした通りですね!
変更前までは雨も降らない砂漠だったのに変更した箇所だけ変更されたバイオームに基づいて天候の影響を受けていました。
この他、水や土の色も影響を受ける様です。
スノーゴーレムが温かいバイオームでも生存できる
今回の検証で一番個人的にこれがやりたかったのですが
砂漠の真ん中でもスノーゴーレムを使った検証をする事が出来ます。
実際には砂漠ではなく雪のバイオームに変更してしまったので
スノーゴーレムは生存できるのですがその分水流トラップの水源が凍る等の副作用?もありました。
オーバーワールドにネザーのバイオームを指定するとネザーのMOBが湧く
もう一か所ピラミッド全体をネザーのバイオーム「nether_wastes」に変更してみました。
…ネザーにするとオーバーワールドでも遠くの霧が赤っぽくなりますね?
果たしてスポーンエッグから生まれたピグリン君はオーバーワールドのピラミッドで生存できるのでしょうか?
結果:出来ませんでした。
…これはちょっと残念。
恐らくバイオームと言うよりはディメンションのデータの影響を受けている?のでしょうか
更にオーバーワールドなのにピラミッドの周りにガストが何食わぬ顔で自然湧きしてきますし
暗い内部にはゾンビピグリン君達がしっかりと湧いています。
その逆にネザー側を「雪の平原」バイオームにしたところ、
霧の色が白っぽくなりオーバーワールドの敵モブ達が自然湧きしています。
もちろんピグリン君もホグリンもネザーなのでゾンビ化はしません。
fillbiome のまとめ
- fillコマンドと同じように「fillbiome ~~~ ~~~ 変更したいバイオーム」で使用する
- 正確な範囲は変更できず自然な境界線のずれが出来る
- 広範囲を指定する時は「commandModificationBlockLimit」で事前に変更可能ブロックの上限を解放する
- replaceで条件指定できる
- 天候や特定のモブの生存の可否、スポーンするモブに影響する
今回の「fillbiome」についてのまとめは以上です!
使い方次第で配布ワールドに意図しないモブを湧かせたり、影響を受ける自然ブロックの色を駆使して建築したり、色々な事が出来そうですね♪
コメント